猫を飼う事に夢を見すぎないで欲しい
- 2019.11.24
- 日常漫画(猫)
我が家に来たムサシ君が来てから1週間近くご飯を食べてくれなかったので、心配のあまり保護先ではどのように食事をしていたのかを確認するために保護主さんに電話で相談しました。
すると、「あらぁ~、そうなんですか~。まぁうちでは普通にモリモリ食べてたからそのうち食べ出すと思うんですけどねー」と意外と軽い返事。まぁ向こうのお家では普通に食事をしていたというなら、それくらいの認識で問題ないのかな…と、特に具体的な解決法は見出せない事に少し落胆しつつも頷いていると…。
「まあでも、たしかにうちでも結構暴れ狂ってて若干「これは失敗したかなー?」って感じだったので、案外難しい子なのかも知れないですね(笑)」
って、わりと大人しい子なんじゃなかったんかい!!
と、思わず突っ込みたくなりました。
別に保護猫でなくともペットショップでも当然あることですが、猫ごとに性格とか体質というものがあるので、このように「思ってたんと違う!」とか「こういうこともあるのか!?」という事が当然あります。その衝撃で「私には無理だな…返却しよう…」となったり、あまつさえ「うーん、じゃあ外に自由にしてあげよう!キミは人に管理されて生きるタイプじゃないよね!^^」なんて捨てたりする人もいるんじゃないかと勝手に想像して敢えて言うのですが、こういうことがあるものだという事を前提にしてもらいたくてこの若干愚痴のような内容を描きました。
もしもこれから猫なり他の動物を飼ってみようと思っている方がおられたら、冗談抜きに自分がどんな不利益を被ったり気が遠くなるような手間が掛かるとしても諦めずに世話を続ける覚悟を持ってください。保護猫をもらいに行って、問題が出てから「そういえばこういう事があるんですよね~」という話が出てくるのはよくある事です。でも、それは単純に悪い部分を誤魔化して相手に押し付けようとしているとかではなく、たくさんの猫を管理し過ぎていてどの猫がどう、といった事を把握しきれていなかったり、その保護主からしてみればそんな問題行動を起こす子も数多く見ているから大して大きな問題だとは思わなかったり、純粋に必要事項の伝達などに気を取られて言い忘れたりしているだけなのだと思います。
飼う前に猫といる幸せな生活を夢見ても、実際には当分そういう生活にならない可能性が十分にありますし、なんなら相手の子の性格によっては一生それは叶わない可能性すらあります。それでもそういうものだという一種の覚悟と諦めをもって動物を飼っていただけたら、と老婆心ながら勝手に思います…。
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