今まで黙っていたんだが…
- 2019.12.24
- 不妊治療
唐突ですが私の夫は結婚直後に精巣腫瘍(いわゆる癌)のステージ3Cであることが発覚した最近たまに聞く「AYA世代」です。精巣腫瘍というと多くの場合まず最初に外からでも見える睾丸が腫れて大きくなったりするのでそこまで進行してから晴天の霹靂のように発覚することはあまりないのではと思うのですが、彼の場合は精巣腫瘍で10人に1人くらいの割合でいるという「睾丸が大きくなったりしないまま密かに進行するタイプ」の症例でした。
とにもかくにもその時の治療に使用した抗がん剤の影響で普通に子どもを作ることが現状では我々夫婦には出来ません。
そんな風にがん治療で造精機能(女性なら卵巣に関わる機能)を失った人がどうやって子どもを作るかと言うと、治療前に凍結保存しておいた精子(女性なら卵子など)を使用して体外受精することで子作りします。我が家の娘も夫のがん治療が終わってから体外受精で授かりました。
娘も今年の3月で1歳になり、育児も大分一段落してきたので実は私は4月から体外受精の病院に行き始めたりしていました。
特に面白い話にはならないかなぁと思ったのですが、今現在体外受精を行っている人ややろうか検討している人の参考になるかもしれませんし、何よりも夫と同じように子どもを作る前にがん治療を受けることになった人に「それでも、こういう事が将来的には出来るかも知れませんよ」という一例を示せればいいなと思ったので経過を上げていきます。
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